意外と人目についてしまう肘の裏側の黒ずみ。できてしまう主な原因は乾燥によるかゆみです。無意識のうちにひっかいてしまい、肌が刺激を受けて黒ずんでしまいます。
予防するためには保湿が重要になってきます。できてしまった黒ずみは美白成分の入ったクリームなどで改善できます。
肘の内側はなぜ黒ずむの?
肘や膝の表面、デリケートゾーン、脇などの黒ずみの原因は生活習慣などです。衣服や下着などがこすれたり、肘をつくことが多いなどの姿勢のクセで引き起こされます。
しかし肘の内側の黒ずみは全く異なる原因で引き起こされます。確かに締め付けの強い衣類を着た時などはこすれることもあるし、カバンなどを肘にかけて持ち歩くことも肌にとっては負担ではあります。
肘の内側の黒ずみのもっとも大きな原因は無意識のうちにかきむしってしまうことです。実は乾燥しやすい部分であり、とても敏感肌でもある部分である肘の内側の肌。乾燥に弱く、少しでもケアを怠るとかゆみを引き起こします。
乾燥によってかゆくなった部分を、人間は無意識のうちにひっかいてしまうものです。どんなにかかないように意識していても、気がつかないうちにひっかいています。
肌はこすったりひっかくなどの刺激を受けると、刺激から体を守るためにメラニン色素を生成します。本来ならば有害なものから体を守ってくれるメラニン色素ですが、過剰に分泌されたり役目を終えたまま肌の中に残ってしまうこともあります。
通常生成されたメラニン色素は肌のターンオーバーとともにはがれおちていきます。しかし加齢などの何らかの原因でターンオーバーが正常に行われなくなるとそのまま肌の中に残ったままになってしまいます。これが「黒ずみ」となって目に見えるようになってしまうわけです。
黒ずみを改善するためには肌のターンオーバーを正常にしていかなければなりません。古くなった角質がはがれおちるのを促進し、血行をよくするように気をつけましょう。肌にとって必要な栄養素を補うことも重要です。
肘の内側黒ずみの原因は「乾燥・痒み・アトピー」
肘の内側の黒ずみの原因は乾燥によるかゆみです。肌は乾燥すると敏感になり、ささいな刺激にも反応してしまいます。かゆみを引き起こすと無意識のうちにかきむしってしまうことも。
過度な肌の乾燥により、バリア機能が衰えてしまうアトピーも黒ずみの原因になります。強いかゆみは大人でもかくのを我慢するのが大変なほどです。皮膚科などで専門医に治療してもらう必要がある場合もあります。
黒ずみを予防するためには肌がかゆみを引き起こさないように乾燥を防ぐことが重要になってきます。保湿クリームを塗るなどして、肌の潤いを保ちましょう。
特に入浴直後は肌が乾燥しやすくなっています。暖かいお湯から上がったばかりの肌は水分を逃しやすくなるためです。肌の中に必要な水分まで逃してしまいます。
お風呂から出て、体を拭いたら早めにクリームを塗ってあげてください。肌から水分が逃げるのを防いでくれます。
クリーム選びにも注意が必要です。同じ商品でも人によっては刺激が強すぎるということがあります。刺激の強いクリームを塗り続けると逆効果です。肌がクリームの成分からの刺激から身を守るためにメラニン色素を生成してしまいます。
塗った時に肌がピリピリするものは刺激が強すぎ肌に合っていません。使用をやめるようにしましょう。敏感肌の人は低刺激性のものを選ぶようにしてください。
アトピーを患っている人はしっかりと治療しましょう。皮膚科などに行き、医師に適切な治療をしてもらいます。
以前はステロイドが主な治療法でしたが、最近ではさまざまな治療法が開発されてきています。人それぞれ体質にあった治療が進められるので、より効果が期待できます。
身の回りや身につけるものを清潔に保つことも重要です。アトピーはホコリやダニに反応することもあります。洗濯や掃除をこまめに行うように心がけましょう。
黒ずみ解消!肘の内側黒ずみはこうやって消そう!
乾燥を防ぐだけでは黒ずみを解消することはできません。肌を乾燥から守り、かゆみをおさえるのはあくまでも黒ずみの予防です。
できてしまった黒ずみはどのように消していけばいいのでしょうか。
重要なのは肌の新陳代謝が正常に行われるように促していくことです。必要な栄養素を補い、肌の表面にたまった古い角質を除去していきます。
角質除去にはスクラブ入りのボディソープなどが効果的です。定期的に使用し、古くなった角質がはがれおちるのを促しましょう。尿素の入ったクリームを使用することでも角質除去ができます。尿素はゴワゴワとした角質をはがし、肌全体を柔らかくする効果のある成分だからです。
古くなった角質がいつまでも肌の表面にたまっていると、新陳代謝が正常に行われなくなります。肌全体もゴワゴワとした印象になり、黒ずんで見えます。角質がはがれおちるのを促進するだけでゴワゴワとした肌が改善し、黒ずみが薄くなるのを実感できます。
さらに美白成分が入ったクリームなどを使用するのも効果的です。肌の中に生成されてしまったメラニン色素の排出を促してくれます。
メラニン色素の沈着は黒ずみの原因でもあります。過剰に分泌され、たまってしまったメラニン色素を新陳代謝とともに排出することで肌がきれいになることでしょう。
美白成分の入ったクリームはメラニン色素の分泌もおさえてくれます。肘をついて仕事をすることが多いデスクワーカーや、日常の中で膝を床につけることの多い人などはメラニン色素の生成をおさえるのも黒ずみ対策として重要になってきます。
肘の内側の黒ずみもメラニン色素の生成をおさえることで予防できるでしょう。
黒ずみを改善したいのであれば、美白成分の入った保湿クリームを使うことをおすすめします。乾燥によるかゆみを防ぎ黒ずみを予防するだけでなく、できてしまった黒ずみにも効果を発揮してくれます。
まとめ
肘の内側の黒ずみを予防するためには肌が乾燥しないようにケアしていかなければなりません。入浴後などに保湿クリームを塗るなどして乾燥を防ぎましょう。無意識のうちにひっかいてしまうことを防ぎ、肌が刺激を受けにくくなります。
できてしまった黒ずみには美白効果のあるクリームなどでケアをしていってください。メラニン色素の生成をおさえ、排出をうながしてくれます。
日頃のケアをしっかりと行うことで、黒ずみは予防・改善していけます。自分の肌に合ったものを使用してケアしていきましょう。