デリケートゾーンの黒ずみ、なかなかの悩みどころです。
これを手軽にケアできたらと思いますが、そんな中の一つとして「ヨーグルトが黒ずみケアにいい」という話があります。
これなら近所のスーパーやコンビニで簡単に買えるものですし、本当に黒ずみに効き目があるのだとすれば、とてもありがたいことですが……。
では実際のところ、どの程度の効果が期待できるものなのでしょうか?
ざっくり説明♪
ヨーグルト(ホエイ)がデリケートゾーンの黒ずみケアに効果的な理由
パックに入ったヨーグルトの蓋を開けると、表面に水のようなものが浮いています。この上澄み液「ホエイ(乳清)」が、黒ずみケアにいいと言われています。
ホエイには、主に以下の働きがあります。
メラニン抑制
ヨーグルトに含まれているビタミンB群には、黒ずみの原因となるメラニン色素を抑制する働きがあります。
ピーリング効果
ホエイに含まれるフルーツ酸には、皮膚の表面にある古い角質を取り除くピーリング効果があり、肌の新陳代謝を促進してくれます。
保湿効果
ホエイには豊富な栄養素が含まれていて、タンパク質やビタミン、ミネラルといった成分が保湿効果を持ち、さらに肌に近い成分のため吸収がよく、肌に馴染みやすい特徴があります。
デリケートゾーンにヨーグルトを塗っても大丈夫なの?
上記の通り、ヨーグルトに含まれるホエイには、肌に良い成分がたくさん含まれていることがわかります。
中には、手づくりのヨーグルトパックで黒ずみケアをしている人もいます。
注意点としては、元は食べ物(口に入れても大丈夫なもの)なので、基本的には塗っても大丈夫ですが、乳製品へのアレルギーがある人など、体質や肌質でヨーグルトに含まれる成分が合わないということであれば、塗らないほうがいいです。
ヨーグルトパックの作り方
家でも行える、手づくりヨーグルトパックの作り方をご紹介します。
- ヨーグルト(プレーンタイプ)…大さじ1杯
- ティッシュペーパー…2枚重ね(または大きめのコットン5枚程度)
VIOのパックをする場合は、V・I・Oラインそれぞれに使用しますので、『3回分』を準備してください。
【作り方】
- ティッシュペーパーまたはコットンを広げます。
- プレーンヨーグルトを1の上に置いて、全体に広げて出来上がりです。
ヨーグルトでデリケートゾーンをパックするときの手順
前項の【作り方】で出来上がったところからの続きになります。
- ヨーグルトパックのティッシュペーパー(またはコットン)を、黒ずみケアしたい部位に貼ります。
- そのまま5分パックで放置します。
- 5分経ったら剥がし、やさしく洗い流します。
ヨーグルトパックを使うときの注意点
ヨーグルトパックを使う際には、以下の点に気を付けてください。
- 乳製品アレルギーの人は、この方法は危険ですのでやめておきましょう。
- ピーリング作用があるため、毎日の使用は肌を痛めてしまいます。3日に1回程度が適当です。
- ヨーグルトには賞味期限があります。雑菌の繁殖などの心配もありますので、作り置きはできません。
- ヨーグルトパックをつくる時に使うスプーンなどの道具類は、必ず清潔なものを準備してください。
- パッチテストを事前に行ってください。デリケートゾーンの肌は、他の部位に比べて皮膚が薄く敏感なので、細心注意を払いましょう。
- 万が一肌に異常が出た場合は、すぐに使用を中止し、症状の状態によっては病院へ行くようにしてください。
ヨーグルトパックは黒ずみ以外の、かゆみや赤みにも使える?
ホエイがもつ乳清タンパクには炎症を抑える効果があり、かゆみや赤みなど肌荒れへの対策もできます。
ただし、既に肌トラブルに見舞われている場合は別です。ヨーグルトパックは薬ではないので治療することはできません。専用の薬などで治すようにしてください。
また、ヨーグルトパックには、先述のようにピーリング作用があります。頻繁に使用すると、かえって肌トラブルを起こすこともありますので、使い方には充分に注意してください。
実際にヨーグルトパックでデリケートゾーンをケアした人たちの口コミ、体験談
根の深い黒ずみには効果なし
ちょっと面倒くさいけど効果はあった
私はデリケートゾーンと乳首にパックしています。もともと、そんなにひどくない黒ずみからのスタートだったのもと思いますが、根気よく続けたことで黒ずみが薄くなってきました。ちなみに、デリケートゾーンのほうが乳首に比べて時間がかかっているように思います。
最初は面倒くさいかなと思ったのですが、ヨーグルトは毎日食べているので、その延長上にあるような感覚で買ってくることができるので、だんだん慣れてきた感じです。
せっかくなので、もう少し続けてみるつもりです。
コスパ的には黒ずみケア商品を使ったほうがいい
確かに保湿効果はあったし、肌の調子もいいような気がするので、その点では特に文句はないのですが、もともとは黒ずみ解消目的なので、コスパの面から検討し直して、普通の黒ずみケア商品に切り替えることにしました。
ヨーグルトパックでは「根深い黒ずみ」まで完全に消すことはできない
体験談の中にもありましたが、このヨーグルトパックは、既にひどくなってしまっている「根深い黒ずみ」には、目に見えてわかるような効果は期待できません。
もともと黒ずみ専用として作られたものではありませんから、高い効果を期待するなら専用のケア商品を使ったほうがよいです。
本気でデリケートゾーンの黒ずみを解消したいなら専用のクリームで
デリケートゾーンの黒ずみを本気で解消させたいなら、デリケートゾーン専用のクリームがおすすめです。
美白効果や保湿効果にすぐれた成分配合なのはもちろん、デリケートゾーンの敏感な肌にもやさしく使えるように開発されています。
高評価で有名な商品としては、「イビサクリーム」があります。
ブラジリアンワックスの脱毛サロンで作られた専用クリームというだけあり、お客の満足度も96.7%という高さを誇っています。
メインの美白成分はトラネキサム酸。ほかにも4種の美白植物成分に加え、8種の潤い成分で、美白も保湿もできる、デリケートゾーン専用につくられた黒ずみ専用クリームです。
まとめ:どちらかというと「予防策」
というわけで、結果としては、
- 効果がないわけではないが、劇的な変化は期待できない
- 根の深い黒ずみには向かない
以上、ヨーグルトでの黒ずみケアは、黒ずみ予防という意味合いで使うほうが良さそうだということがわかりました。これからヨーグルトパックを検討している人は、この辺りを念頭に置いた上で試してみてください。
とりあえず3ヶ月続けてみたのですが、あんまり変化がない……?
よくよく調べてみたら、私はどちらかというと重度に近い黒ずみだったみたいで、ここまで来てしまうと、ヨーグルトパックだけではダメらしいということを知りました。
ひとまず黒ずみ専用のクリームを使うことにして、ある程度よくなってきたところで、今度は予防対策の意味合いで使おうかなと思っています。