デリケートゾーンがかゆい!かぶれの症状や原因、性器の悩み解決法は?

デリケートゾーンがかゆい

デリケートゾーンのかゆみ。経験している人はけっこう多いのではないでしょうか。
まさか人前で掻きむしるわけにもいかない部位ですから、かゆみの程度によっては、つらさは相当なものです。
ここでは、その原因と対策や、予防など、デリケートゾーンのかゆみについてと、関連の深い黒ずみについても取り上げていきます。

デリケートゾーンかゆみの原因は6つ

ただ「デリケートゾーンがかゆい」と言っても、その原因は1つではありません。
原因に合わせて解決策も違いますので、自分の症状に合った対策をとる必要が出てきます。

肌の乾燥

肌は、潤いがあることによってバリアの働きを持ち、外部からの刺激に対して守りを固めています。
ところが肌が乾燥すると、そのバリアが機能せず、デリケートゾーンの場合は下着や陰毛との擦れなど、肌が刺激を受けやすい状態に晒され、これが、かゆみを引き起こす原因となります。

蒸れ・かぶれ

乾燥とは逆に、肌が蒸れすぎてもかゆみが生じやすくなります。
生理中の蒸れや、日常でも汗やオリモノなどで蒸れやすい環境があり、雑菌が繁殖しやすい状態を作り出しています。
特に生理中は肌が敏感になっているので、ナプキンはこまめに取り替えるなど、衛生面に気を遣うようにしましょう。

洗い方の問題

デリケートゾーンの臭いや汚れが気になって、ゴシゴシ洗ってしまう人がいますが、実はこれが“間違った洗い方”です。
陰部は皮膚が薄くできているので、やさしく洗わないと、肌の乾燥やかぶれが起こりやすくなり、かゆみが伴います。
また、膣内は石鹸などで安易に洗わないほうが良いです。膣内にいる善玉菌が洗い流されてしまいます。どうしも洗いたい人には、膣内専用の洗浄器をおすすめします。

カンジダ症

カンジダ症の原因となるカンジダ菌は、膣だけでなく消化器官や口内、皮膚などにもいる常在菌です。通常であれば悪さはしないのですが、ストレスや疲れなどで体の免疫力が低下しているときは増殖しやすくなり、膣カンジダの場合はオリモノの異常や陰部のかゆみを引き起こします。
なお、このカンジダ症は性病ではありませんので、いろいろと誤解のないように気をつけてください。

性感染症によるもの(※要注意!)

これは、クラミジア感染症や淋病、トリコモナス膣炎などが挙げられます。
性行為の相手が感染者だった場合や、まれに公衆のプールや温泉などでの感染もあります。
市販薬でどうにかなるものではないので、早急に婦人科または産婦人科を受診し、医師の診断を仰いでください。

妊娠中のかゆみ

必ずしも妊婦さん全員に起こるというものではないですが、妊娠時の女性ホルモンの変化によって皮膚がかゆくなることがあります。
肌に余計な刺激を与えないこと、保湿をすることなどの肌ケアはもちろん、産婦人科の先生に相談してみることも一つの解決方法です。

デリケートゾーンのかゆみは「黒ずみ」にも繋がる

デリケートゾーンの悩みには、かゆみ以外に「黒ずみ」も存在します。
この黒ずみは、実はかゆみによるものが原因となって引き起こされているケースもあるのです。
黒ずみの原因は、メラニン色素の活発化にあります。肌を掻きむしったことが肌への負担となり、肌を守ろうとする働きでメラニン色素が増え、これが黒ずみとなります。全身どこでも同じことが言えますが、特に肌が敏感なデリケートゾーンは黒ずみができやすく、かゆみを抑える対策が必要になります。

デリケートゾーンのかゆみ!早く治すにはどうしたらいい?

かゆみへの対策法としては2つ考えられます。

デリケートゾーン専用のかゆみ止め市販薬を使用する

まず、かゆみ止めの薬を患部に塗る方法です。
これは、ただのかゆみ止めではなく、デリケートゾーン専用の商品を使ってください。
後述でご紹介しますが、ドラッグストアなどで買える市販薬もあります。

病院でかゆみ止めの薬を処方してもらう

かゆみの原因がわからない場合、かゆみが長いこと治まらない、他に異常がある場合などは、病院(婦人科または産婦人科)を受診の上、薬を処方してもらうほうがいいでしょう。
先の紹介のとおり、かゆみの原因は一つではありません。深刻なものもありますので、安易な自己判断は避けて専門家におまかせするのが一番です。

デリケートゾーンのかゆみ止め市販薬おすすめ

デリケートゾーンのかゆみを止めるには、かゆみ止めの薬を使うことも一つの方法です。
市販薬としてのおすすめは、テレビCMでもおなじみの「フェミニーナ軟膏」です。

「フェミニーナ軟膏」(小林製薬)
フェミニーナ軟膏

フェミニーナの効果を分かりやすくまとめると、こちら▼

  1. 局所麻酔成分で素早くかゆみを鎮める
  2. 抗ヒスタミン成分でかゆみを抑制
  3. 殺菌成分で雑菌の繁殖を抑制
  4. ビタミンEで肌の新陳代謝を高める

ジェルタイプとミストタイプもあります。
ジェルタイプの「フェミニーナジェル」は、サラッとした感触なので、軟膏タイプのベトつきが気になる人におすすめです。
ミストタイプの「フェミニーナミスト」は、患部にシュッと吹きかけて使えるので、外出先で使いたい人には手軽でおすすめです。

【 注意 】
※各タイプとも配合成分に少しずつ違いがあります。成分表を確認の上で使用してください。
※この商品は、カンジダ症の治療薬ではありません。根本的な治療法でもありませんので、併用はしないでください。
※5~6日経っても症状が改善しないときは、医師、薬剤師に相談してください。


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デリケートゾーンのかゆみ・黒ずみの予防法

大きなストレスになってしまうこともある、デリケートゾーンのかゆみや黒ずみの予防法についてご紹介します。

【 予防法その1 】衛生環境を整える

デリケートゾーンの衛生環境を常に整えておくことが、予防策となります。

日々意識したいこと

  • やさしく丁寧に洗う
  • 保湿を充分に行う
  • 自分のサイズに見合った下着をつける

つまりは、肌への刺激を減らし、肌ケアも怠らないということです。
デリケートゾーン専用の石鹸や保湿クリームなどでのケアもおすすめです。

【 予防法その2 】専用石鹸を使用する

石鹸でかゆみを止めるのは、薬のような効果を狙うのではなく、どちらかというと予防策という位置づけになります。

  • 弱酸性成分の石鹸
  • デリケートゾーン専用の石鹸

のどちらかを使用しましょう。

普通の石鹸やボディシャンプーでは、皮膚が薄いデリケートゾーンには刺激が強く、おすすめできません。(この刺激がかゆみを引き起こしていることもあります)

【 予防法その3 】脱毛する・減毛する

陰毛のデメリットとしては、

  • 蒸れやすい
  • 擦れることで肌に刺激を与えてしまう
  • 尿やおりもの、生理の時の血が付着し衛生面が悪い
  • ニオイを発しやすい
  • 手入れを怠ると、男性から不評をもらいやすい

などがあります。
もちろん、二次被害としてかゆみや黒ずみの原因にもなります。

そのため脱毛や減毛することで、デリケートゾーンの悩みの解決策とする人もいます。