ベビーパウダーは黒ずみ対策になるのか?噂の真相や主成分について

脇の黒ずみをケアしようと思うとかなりの時間と根気が必要です。その間に外出などがあると、どうしても気になりますよね。長そでを着るしかないといっても、夏場はやっぱり暑いものです。
何か黒ずみをごまかせるようなものはないだろうかと悩む人もいるかもしれませんね。そんな人に朗報です。ベビーパウダーで黒ずみをごまかすことが出来るのです。詳しく見ていきましょう。

ベビーパウダーを使って脇の黒ずみがごまかせるって本当?

脇の黒ずみを隠すためにあるものが、脇専用のコンシーラーです。しかし、脇専用となると少しお値段が高くて大変です。手ごろに使用するにはちょっとつらいという人もいるかもしれませんよね。
そんな時に役立つものがベビーパウダーです。でも、本当にごまかせるのか気になりますよね。

ベビーパウダーの細やかな粒子は光を反射させます。さらに毛穴に入りやすいので、黒ずみが隠れやすくなります。さらに、汗も吸収するので、刺激が弱くなり、肌の黒ずみを悪化させずにすみます。
こうした特徴が重なることで、脇の黒ずみをごまかすことが出来ちゃうのです。

ベビーパウダーを使用する際は、シャワーを浴びたり、水を含ませたコットンで脇を清潔にし、黒ずみ対策のローションやゲルを塗って、コットンを軽く当てて水分や油分を拭きとったあとで、ベビーパウダーを馴染ませるといいでしょう。
手のひらで軽く押さえると、ベビーパウダーが肌に密着するはずですよ。

ベビーパウダーは脇の黒ずみ解消にも効果あり?なし?

さて、このように脇の黒ずみをごまかすのに役立つベビーパウダーですが、注意しなくてはならないこともあります。
それは、ベビーパウダーだけでは黒ずみが治るわけではないということです。あくまでもごまかせるというだけで、ベビーパウダーをいくら塗っても黒ずみを解消させることはできません。

また、ベビーパウダーを使用するときは、応急処置的な場合に限り、長時間の使用は控えた方がよさそうです。
脇の黒ずみを解消させたい場合は、黒ずみ対策のローションやゲルを必ず使用するようにして、ベビーパウダーはその仕上がりとして黒ずみをごまかしたり、肌を保護するために使用するのがいいでしょう。

ベビーパウダーの主成分を知ろう!

それでは、どうしてベビーパウダーには黒ずみを治す力がないのでしょうか。その理由が、ベビーパウダーの成分にあります。
ベビーパウダーはコーンスターチとタルクという主成分で出来ています。コーンスターチはトウモロコシから作られたデンプンの一種で、非常に細かい粒子が水や汗を吸い取ります。
タルクは滑石という天然石を粉末状にしたもので、素材を混ぜ合わせる役目を担っています。

この二つは肌に優しく、安全性の高い成分です。
しかしながら、肌の黒ずみを解消させる力はありません。というのも、肌の黒ずみはメラニンにより色素沈着することで起こります。したがって、メラニンやメラニンを生み出すメラノサイトという細胞に働きかけることがない限り、黒ずみを治すという効果は得られないのです。

コーンスターチとタルクにはメラニンやメラノサイトに働きかける力はありません。したがって、「ベビーパウダーだけで黒ずみを治療する」ということは期待できないのです。
ベビーパウダーパックやボディソープと混ぜて使うなどの方法が知られていますが、いずれも肌をツルツルにするという効果はあっても、黒ずみを解消させるものではないことを覚えておきましょう。

また、黒ずみを解消させる方法として、ピーリングというものもありますね。しばしばベビーパウダーのタルクがピーリングにいいかもしれないという話が見られます。
しかし、ベビーパウダーに含まれるタルクはとても微量でピーリングにも適していないため、残念ながらこちらも期待できません。

ベビーパウダーで黒ずみは治らない!でも、ごまかすことは出来ます!

ベビーパウダーは脇の黒ずみをごまかすのにとても役立ちます。しかしながら、その主成分であるコーンスターチとタルクには、肌の黒ずみを解消させる力はないため、黒ずみを治したい場合は別の対策を考えましょう。