人には言えないけれど、股が黒ずんで悩んでいる女性は少なくありません。下着を常に身につけていたり、生理用ナプキンなどによって、どうしても不衛生な環境になりがちです。垢がたまってしまい、黒ずんでしまいます。
ゴシゴシ擦れば落ちるような気もしますが、逆効果である場合があります。垢すりなどを行う際には正しいやり方をするようにしましょう。
股の黒ずみの原因
股は体の中でも比較的黒ずみしやすい部分です。常に通気性の悪い下着に覆われており、蒸れやすく、擦れやすいため、黒ずみができやすくなります。
黒ずみの原因の第一はメラニン色素です。メラニン色素は肌に刺激が与えられた時に出ます。下着や生理用ナプキンなどによって擦れることによって、股では頻繁にメラニン色素が作られます。これが肌の中にたまって色素沈着を起こしてしまい、黒ずみになります。
また、通常であれば肌を守るために作られたメラニン色素はターンオーバーの過程で剥がれ落ちていきます。けれども股はどうしても清潔に保っておくことが難しいため、垢となったメラニンが正常に剥がれ落ちていきません。
下着などで擦れて、毛穴や皮膚に刷り込まれてしまいます。これも股の黒ずみの原因です。触るとポロポロ剥がれたり、臭いがすることもあります。
股の黒ずみはゴシゴシこすったら落ちる？
毛穴にたまった垢による黒ずみは、ゴシゴシ擦れば落ちる気もします。実際爪で引っ掻いてみると剥がれるので、面白くなってやってしまう人もいるかもしれません。
確かにゴシゴシ擦ることによって股にたまった垢は落ちます。市販の垢すりなどでもきれいにすることはできます。黒ずみも改善したように思えるかもしれません。けれども擦ることは黒ずみを悪化させてしまうリスクがあります。
垢すりのリスク
垢すりを行えば、股の黒ずみは確かにきれいになります。けれどもそもそも黒ずみの原因は下着などで擦れてできたメラニン色素です。垢すりでゴシゴシ擦ることによってメラニン色素を生成してしまい、黒ずみを悪化させてしまう恐れがあります。
理想的なケアは、股の肌のターンオーバーを正常に戻してあげることです。しっかりと保湿し、アンダーヘアの自己処理の回数を調節、下着選びにこだわることで、数ヶ月後にはきれいな肌に戻っていきます。
正しい垢すりの方法
どうしても垢すりで落としたい場合には、垢すり専用のタオルを使って正しいやり方をするようにしましょう。
- まずはお風呂でしっかりと体を温めます。肌の表面にたまった垢は温めることで柔らかくなり、落としやすくなります。
- 石鹸を少量垢すりタオルにつけます。あまりつけすぎると垢が取れません。あくまでもタオルの滑りをよくするために使う程度です。
- １ヶ所ばかりを何度も擦るのはよくありません。２～３回擦る程度にしておきましょう。
- 擦って出た垢をその都度お湯で流すのではなく、肌に湿り気が欲しい時にお湯を使います。
- 垢が取れない時は、垢が十分にふやけていないということです。もう一度温めてから垢すりを行うようにしましょう。
股の黒ずみを減らすための対策
黒ずみの原因は不衛生な状態で股が擦られることです。締め付けの少ない擦れにくい下着を選ぶようにしましょう。
股の肌は非常にデリケートなので、専用の保湿ジェルを使うこともお勧めします。しっかり保湿することで、肌のターンオーバーを正常に戻し、たまった垢が落ちやすくなります。
