強い痒みがストレスになるアトピーですが、治った後の黒ずみで悩んでいる人も非常にたくさんいます。股にアトピーができ、黒ずみが残ってしまった場合、しっかりとケアをして治していきましょう。
まずは炎症を抑え、それから黒ずみ対策をしていくと上手くいきます。
アトピーでできてしまった股の黒ずみは治るの?
肌が異常に乾燥してしまい、炎症を起こし、痒くなってしまうアトピー。子供の頃から悩んでいるという人もいれば、大人になってから発症してしまうという人もいます。
原因は不規則な生活やストレスなどが考えられます。一度できてしまうと再発する恐れもあるし、強い痒みでストレスを感じてしまうという、悩ましい症状です。
股にアトピーができてしまうこともあります。異常な痒さのため、人前でモジモジしてしまい恥ずかしいと感じている人もたくさんいます。掻きむしってしまえば、さらに炎症が悪化し、股の黒ずみになってしまうことも。
アトピーができてしまったら、まずはしっかりと治療しましょう。炎症を抑え、症状を緩和し、肌を落ち着かせるようにします。
その上で黒ずみに対処していけば、きれいにしていくことはできます。治療後のケアをしっかりと行えばできてしまった黒ずみは改善されていくことでしょう。
アトピーで黒ずみがひどくなってしまう理由
肌が乾燥して痒くなったことがある人はたくさんいるかと思います。アトピー性皮膚炎になると、肌が異常に乾燥し、そのために痒くなってしまいます。掻いてはいけないと頭では分かっていても、あまりの痒さに我慢ができません。
アトピーになって肌が乾燥すると、肌のバリア機能も失われます。そのために通常の痒みよりもさらに強力な痒みを引き起こしてしまいます。我慢できずに無意識に掻いてしまうため、肌が傷ついていきます。
強い痒みのために掻きむしった後、傷が治ると色素沈着を起こします。炎症や掻いたことによって、肌が刺激を受け、大量のメラニンが生成されるためです。特にアトピーの際には炎症によって活性酸素が発生し、メラニンが多く作られてしまいます。
何度も何度も炎症を繰り返し、痒みのために掻きむしってしまうことを繰り返していくうちに、股が黒ずんでいきます。
さらに股は下着などで日常的に擦れていく部分でもあります。擦れると肌に刺激となってメラニンが生成されて、さらに黒ずんでしまいます。
アトピーの症状と、無意識に掻いてしまうこと、そして下着によって、どんどん黒ずみは悪化し、治りにくくなっていってしまいます。
まずは炎症を抑える
股にアトピーができてしまったら、まずは炎症を抑えるようにしましょう。皮膚科などを受診して、薬を処方してもらってください。皮膚科ではアトピーに効くステロイド剤などをくれます。
アトピーを引き起こしている肌は異常に乾燥しています。そのためしっかりと保湿をしてあげることも重要です。肌を保湿してあげることで、バリア機能を正常にし、症状を和らげることができます。
アトピー肌のケア方法
保湿などのケアのためには専用のクリームなどを使用しましょう。特にグリチルリチン酸2Kが配合されているものはおすすめです。ステロイド剤と似た働きをしてくれます。
水溶性プラセンタエキスが配合されたものも、アトピーによる黒ずみ対策には有効です。ホルモンバランスを整え、メラニンが過剰に生成されるのを防いでくれます。保湿効果も抜群なので、しっかりと肌に潤いを閉じ込めてくれます。肌のターンオーバーも正常に戻します。